終活という言葉を最近ではよく耳にします。
人生の最後を理想的なものとするための事前準備のことですが、いざ始めてみると予想以上にやること・やりたいことが多く、結局途中でやめてしまった・・なんて話も。
この記事では終活をやり通すために無理のない取り組み方のポイントをご紹介します。
終活は「人生の節目」が始めどき
終活は「気力」「体力」「判断力」のすべてが必要になりますし、思いのほか時間が必要になりますので始めるタイミングがとても大切になってきます。
終活世代の多くは、定年退職・還暦・古希などといった「人生の節目」をタイミングと捉えて終活のスタートにつなげています。
「今すぐ始めなきゃ!」と思った時が終活のスタートにふさわしいでしょう。
期限を決めて計画的に行う
終活にはやるべき事・やりたい事が多数あります。
ダラダラと進めていてはいつになっても終わりませんので、「○月までに終わらせよう」という計画性が必要になってきます。
また、何から始めるかによっても長続きするかどうかに大きく影響しますので、終活を始めた目的を明確にし、「必要なこと」と「やりたい事」を書き出しましょう。
伴走役を見つける
「何から手を付けていいか分からない」「時間ばかり取られる」といった事にならないために、参考になる書籍やエンディングノート、または弁護士などの専門家を伴走役として活用しましょう。
専門書籍
終活の全体像や取り組み方のコツ、経験者の体験談などが掲載された終活の専門書籍はゼロからのスタートのいいヒントになるでしょう。
エンディングノート
必要なことを記入しながら終活の準備に取り組めるので便利です。
また、書きながら心と頭の整理もできるのでエンディングノートの作成から始めるのはおすすめ。
講座やセミナー
終活についての概略やポイントをつかむのにおすすめ。
同じ目的の人の集まりに参加することでヒントを得られることも
弁護士や専門家
相続や遺言書などの作成にはやはり専門家の助けがあったほうがスムーズですし安心です。
無料相談会などがあれば積極的に参加してみるのもおすすめ。
共に進める仲間
終活セミナーやイベントへの参加を通じて終活仲間の言葉や存在が励みになることもあります。
楽しむ余裕も続けるためには必要。
目標達成のご褒美を決める
「終活が完了したら旅行に行く」「ずっと行きたかったお店の寿司を食べにいく」などやるべき事を終えた時に自分へのご褒美を用意しておくのも楽しんで終活をするにはおすすめです。
もしもの時、「自分や家族のために」という思いから始めた終活でも、いざ自分の最期を考え出すと楽しいことばかりではないかも知れません。
途中で「気力」が続かなくなってしまわないためにも決して悲観的にならず「楽しむ」ということを忘れずに、できることから始めてみてください。
【参考書籍】
終活の教科書:終活カウンセラー協会監修・クラブツーリズム編