はじめてでもわかる!葬儀・香典返し完全ガイド

突然の出来事に慌てないために、仏事に関わる疑問をシーン別にまとめてみました。これが正解!の頑なさより、状況に合わせて対応できる一般的な常識人を目指そう

2021年のお彼岸はいつ?

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お彼岸とは?

お彼岸は私達が住むこの世、此岸(しがん)と、仏様が住むとされる世界である彼岸(ひがん)が最も近くなる日と考えられていて、 故人との想いが通じやすくなる日と言われています。
しかし、お盆と違い供養するご先祖様が帰ってくるという考えではなく、私達が自らご先祖様が眠るお墓に出向き供養をするのです。

さらにはご先祖供養を行うと共に、悟りの境地である仏様がいらっしゃる彼岸へ到達するために、自分自身も修行を行うという意味合いもあるようです。

お彼岸は仏教が深く関係していますが、お彼岸にお墓参りをするという文化は日本独特とされています。

宗教的な話は置いておくとしても、お彼岸は「ご先祖様に感謝する日」と考えていいでしょう。

2021年のお彼岸はいつ?

「彼岸花が咲く頃」をお彼岸と思っている方も多いようですが、実は彼岸花が咲く9月の秋分の日前後だけでなく3月の春分の日を中日(ちゅうにち)とした春にもお彼岸があります。

春のお彼岸は3月の春分の日とその前後3日を合わせた7日間で、秋のお彼岸も9月の秋分の日とその日の前後3日を合わせた7日間です。

2021年春のお彼岸日程

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2021年秋のお彼岸日程

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彼岸の中日とは 

お彼岸の真ん中にあたる春分の日と秋分の日が中日 (ちゅうにち)といいますが、わかりやすく言えばこのときがお彼岸のピークです。

春分の日と秋分の日は祝日ということもあり、この日にお墓参りに行くという方も多いのではないでしょうか。

お彼岸の過ごし方に決まりはある?

お彼岸はお盆と違い、法要を行ったり飾り付けをすることはありませんが、お墓参りに行くというのが最も一般的な行動ではないでしょうか。

祝日にあたる彼岸の中日は混雑が予想されますので、彼岸入りから彼岸明けの7日の間で都合のよい日にお参りに行かれるとよいでしょう。

また、この機会に普段行き届かない仏壇やお墓の手入れをするのもご先祖供養という点からも彼岸にふさわしい行いだと思います。

彼岸入りには仏壇や仏具などを清め手入れしたり、お墓も普段より丁寧に掃除をしたりご先祖供養をするいい機会となるでしょう。

お彼岸にお供えなどをいただいたら

お彼岸の時期になると、親族や故人と親しかった方などからお供えや喪中見舞いを頂戴することがあります。

葬儀などに参列できなかった方などもこの時期に合わせて喪中見舞いを贈るという方もいらっしゃいます。

もし、お彼岸にお供えなどの心遣いをいただいた場合は礼状を出したり、3分の1~半額程度の品物に礼状を添えてお返しするといいでしょう。

お供えの品でもお線香の場合は「お返し不要」という意味もあり、その場合は礼状を出すだけに留めておいてもいいでしょう。

また、兄弟姉妹などが実家に立ち寄った際にお供えをしたりする場合などではお返しにそれほど気を使わなくてすむという場合もあるでしょう。

ですがそんな時でも、彼岸のお返しはしなくても中元や歳暮など折に触れて心遣いに対しての感謝を示せるとよいですね。

香典返し専門店 穂乃香 ほのか