インターネットショップの普及などで贈答品を宅配することが当たり前になってきた一方で、その際の「送料」で予算との折り合いをつけるのが大変という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
近頃では、そんな送料の負担を軽減する一つの方法として、ギフトを「メール便」で送るという選択も増えてきているようです。
様々なお店でメール便であれば送料無料という宣伝を見かけますが、様々な関係性の方に贈る香典返しの場合でもメール便で問題はないのでしょうか。
この記事では、メール便を利用するにあたり、あらかじめ理解しておきたい注意点や、送料をふまえた香典返しの品物選びのポイントをまとめました。
メール便の主な特徴
メール便の大きな特徴としては、手紙やハガキなどと同じように「ポスト投函」されることではないでしょうか。
宅配便であれば配達員の方が直接荷物を渡して受け取りのサインをもらうところですが、昨今よく見かけるメール便を扱っているお店のほとんどはポストに投函して配達完了というものです。
また、荷物のサイズや重量にも制限があるため、どんな品物でもメール便で送れるわけではなく、ギフトサイトの場合だとカタログギフトをメール便対応にしているお店が多くあります。
基本的にはポスト投函ですので、どちらにしてもサイズが大きいものは不向きと言えるでしょう。
メール便で香典返しを贈るメリット
なんと言っても購入者側に「送料」の負担がないことが大きいでしょう。
メール便を送るにも、もちろん送料はいるのですが通常の宅配と比べて安価なため、お店が負担して「送料無料」としています。
香典返しはかなりの数を送る場合が多く、また一般会葬者の香典額の相場が5000円程度だとすると、その半額のお返しとしても2500円と単価が低くなるため、この金額で宅配を依頼するとほとんどのお店で送料がかかってしまいます。
最近の香典返しの傾向としてカタログギフトの需要が増えていることもあり、メール便で送料をかけず贈るのに向いています。
また、ポスト投函が基本のため受け取る側も在宅時間を合わせて受け取りをしなくていいことも手間がかからないと忙しい現代人のニーズにも合っているようです。
メール便で香典返しを贈るデメリット
大きな心配は「受取の確認が出来ない」ということです。
香典返しの場合はこの日に届くということが受け取り側にも前もってわからないので、ポスト投函では受け取りの確実性が懸念されたり、宅配便などのように配達状況の追跡が出来ないメール便は、届いたのか届いてないのか分からないという心配もあります。
ましてや香典返しは受け取ってもお礼の連絡をすることはまずありませんので確実に相手に受け取りしてもらいたい場合には不向きと言えるでしょう。
メール便に抵抗がない時代
メール便の心配点はあるものの、利用する側からすれば、送料がかからないという点は非常にありがたいのも事実。
では、香典返しではどうでしょうか。
最近では香典返しでもカタログギフトを贈る方が増えていることもあり、様々なインターネットショップでも「香典返しカタログギフトメール便送料無料」などと宣伝を見かけることがあります。
葬儀や香典返しといった昔からのしきたりなどが簡素化してきた昨今では、香典返しそのものが形式的なものとなり、インターネットショッピングの普及により「メール便」というものが個人利用でも身近になったため、香典返しでもメール便を利用するという方も珍しくありません。
喪主を務める方の世代が一つ若くなったことも香典返しのあり方が変わってきた一つの理由でもあるでしょう。
香典返しはきちんと区別することも必要
先までは、メール便の特徴をメインに長所と短所をお話しましたが、香典返しでメール便を利用する際に気に留めておいてほしいことがあります。
香典返しはその他のギフトと違って、差出人(喪主)と面識のない相手へも喪家を代表してお礼をします。
自分よりずっと目上にあたる人に贈ることもあるでしょう。
そんな場合にでもメール便を利用することは果たして正解なのでしょうか?
ましてや故人に成り代わり感謝の気持ちを表すものでもある香典返しで、故人に対してお心遣いをくださった方にポストに入れて「はい。完了」でいいのでしょうか。
世間一般のメール便に対しての抵抗は無くなったにせよ、香典返しは今は亡き「故人に成り代わって」という感覚をお持ちであれば、確実に相手に届くであろう宅配便にするほうが丁寧な印象もありますので、合理性を求めることは決して悪いことではありませんが、香典返しを贈る際はどうぞ、こういった相手の心遣いに対しての感謝の表し方としても考慮して頂きたいと思います。
香典返し選びのポイント
お返しする件数も多くなりがちな香典返しで、品物選びの他に予算面での悩みも多いことでしょう。
最近ではインターネットショップで宅配することが当たり前になってきましたが、品物そのものはどのお店でも似たような物が多く、何を基準に決めればいいか迷う方も多いはず。
そんな時は商品以外のお店独自のサービスを重視して決めるのも良いでしょう。
送料をはじめ、挨拶状や喪中はがきのサービスといった必要不可欠なことに対してどれだけ親身に対応してくれるかで決められてもいいと思います。
私が以前に利用したところはこのサービス面が充実していたのでご参考までにご紹介させて頂きます。
おすすめ香典返しのサイト↓
こちらのお店はカタログギフトがすべての金額が送料無料で、しかもメール便でなく宅配便だったのでメール便に抵抗がある方は検討されてみてはいかかがでしょうか。