「一回忌と一周忌は別物?」「言い方が違うだけで意味は同じじゃないの?」と一度は疑問に思われた方もいらっしゃるかと思います。
しかし、結論から言えば一回忌と一周忌は「全くの別物」です。
この記事では、いざというときに恥ずかしい思いをしないために一回忌と一周忌の違いをご紹介しています。
また、法要の数え方も一緒に覚えておきましょう。
回忌と周忌の使い分け
回忌は「数え年」、周忌は「満年齢」と同じ数え方をするということを覚えておきましょう。
数え年の数え方
生まれた年を一歳として、あと新年のたびに一歳を加えて数える年齢です。
簡単に言えば、生まれたその日で「一歳」、翌年の1月1日で「二歳」となります。
2017年1月1日生まれの子も、同年の12月31日生まれの子も、翌年2018年の1月1日には2人共「二歳」になります。数え歳で計算する場合は、個々の誕生日に関係なく1月1日元旦に誰もが1つ年をとります。
数えの場合はその人が関わった暦年の数で年齢を考えるので、2017年12月31日生まれの人は2017年に関わりがあるとされ、たった一日でもその時点で「1」歳となり、翌年の2018年になると、2017年と2018年の2つの暦年に関わったとされ「2」歳となります。
満年齢の数え方
生まれた年を「0」歳とし、以降誕生日を迎えるごとに「1」歳年を重ねます。
厳密に言えば誕生日の前日に一つ歳を取るのですが、生まれた年は「0」歳と考えるのが満年齢です。
一回忌とは
では、一回忌は数え年と同じ数え方ですので、亡くなった年を「1」とし、葬儀のお勤めのことを指します。つまり「一回目のお勤め」とお考えください。
一周忌とは
満年齢と同じ数え方ですので、亡くなった翌年のことを指します。
言うなれば「二回忌」となりますが、亡くなってから一年経った、一周したということから「一周忌」といい、一年目のみ「周忌」という表現をします。
葬儀の翌年は「一周忌法要」となります。
間違っても「一回忌」としないよう気をつけましょう。
年忌法要の数え方
一周忌 | 亡くなった翌年。一年目のこと |
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三回忌 | 満二年目。一周忌の翌年 |
七回忌 | 満六年目。 |
七回忌以降の法要の数え方や詳細は以下別記事にまとめてありますので合わせてご覧ください。↓