はじめてでもわかる!葬儀・香典返し完全ガイド

突然の出来事に慌てないために、仏事に関わる疑問をシーン別にまとめてみました。これが正解!の頑なさより、状況に合わせて対応できる一般的な常識人を目指そう

【法事の食事】法要後の会食の席で振る舞う料理に決まりはあるの?子供も食べれるピザや洋食じゃダメ?

皆さん、法事で振る舞う料理はどのようなものを用意されますか?

お寿司や折り詰め弁当を出前しますか?

どこかの会場やレストランへ食べに行きますか?

自宅で法要後の会食の場を設ける際でもレストランなどで食事の場を設ける際でもその場で振る舞う料理に決まりはあるのでしょうか?

法要後に振る舞われる食事といえば、会席料理や寿司などの和食を想像しますが他のものじゃダメなのかと今週のブログお題を目にしたときふと思いましたので法事で振る舞われる料理について少し記事にさせていただきます。

法事で香典や供物を頂いたら礼状を添えた返礼品を贈りましょう

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香典返し専門店 穂乃香 ほのか

慶事と弔事ではメニューにも違いがある?

法事などの場で出す料理では、おめでたいことを連想させるものや次に繋がることを連想させるものを避けるとされています。

おめでたいことを連想させる食材といえば「鯛」がまず思いつきますが、「おめでたい(鯛)」ということから祝い事で使われる定番です。

また鯛の他にも伊勢海老、紅白の食材、金粉などを使用した派手な色使いや盛り付けなども仏事では好ましくないとされており、つながりを連想させる「まわし切りした食材」や「結びこんにゃく」などの形にまで注意が必要とされています。

また49日までは殺生を連想させる肉や魚を使わない「精進料理」を食べるのがよいとされています。

レストランや仕出しをお願いするときは注意

上記のような「おめでたいことを連想させるもの」と区別するように、料理を依頼する際は「法事での利用」ということを事前に伝えておく必要があります。

このことを伝え忘れているとうっかり鯛や海老、紅白の食材など法事にはふさわしくない祝い膳のようなものになってしまう可能性もあるので、お店の方に聞かれなくてもこちらから法事であることを伝えておくと安心です。

などと一般的な通説を唱えはしましたが、故人を偲ぶ集まりの席でもある法事ではもう少しゆるく考えても良いのではないでしょうか?

というのも、筆者の実家は関西の田舎のほうで葬儀や法事などは自宅で行うのが当たり前という家でして、葬儀後は49日まで7日ごとに毎週供養のお勤め(忌日法要)をします。

法要は毎週決まった曜日に行い、人が集まりやすい土曜日の午後7時あたりに営むことが多く僧侶はもちろん、ご近所、親族が一同に集まり法要を執り行います。

法要が終われば僧侶やご近所の方々はお帰りになり、親族や身内のみで食事の場を設けます。

さて、ここで法事の料理への疑問が。

基本的にはお寿司の出前を取り、自宅でおつまみやお吸い物、おかずなどの大皿料理を作ります。

しかし精進料理にこだわっていてはメニューが限られてきます。

何より箸が進みません。

親族や親しい身内のみですので肉も魚も食べます。

お寿司は握り寿司です。お魚だらけです。親族の男性陣はお酒も飲みます。

いなりや巻き寿司だけではすぐお腹いっぱいになりお開きです。故人を偲ぶ暇もありません。

忌日法要は毎週夜に行いますから子供連れで来てくれる親族もいます。精進料理では手を付けてくれません。だから唐揚げだって出すこともあります。

一度、叔父が亡くなった際にその時出された料理が毎週握り寿司ばかりということがありました。

さすがに「毎週お寿司は飽きるよね・・・」などとバチあたりなことを言ってしまいましたが従姉妹もうなずいていました。

「ピザ食べたいよね」

となるわけです。

ビザなら寿司や仕出し弁当のように出前してくれるので法事の際も非常に便利だと思います。あとは簡単なサラダやつまみやすいメニューを用意すればいいだけです。

忌日法要は毎週あるので一度や二度くらいはこういうメニューがあってもいいと思います。

子どもたちにとっては退屈であっただろう法要終わりに大人に混ざり大人しくお勤めしてくれたご褒美があってもいいではないですか。

お寿司や決まった会席料理などを全員分用意するほうが断然ラクチンですが、法要後の会食はお酒も振る舞い、親族が一同に介し思い出話で盛り上がったり、故人について語らったりする場でもありますので、ピザはやりすぎでも故人の好物を並べてみたりとタブーを気にして見た目ばかりの料理に終止する必要はないのでは?と個人的には思いました。

なにせ予算の都合や手配できたお店によっても、会席料理って見た目は立派だけど意外と食べて「美味しい!」っていうのが少ないので苦手です。

一周忌や三回忌などの年忌法要ではきちんと法事の席にふさわしい料理をメインに考えますが、それでも少し外れた子供向けの料理や生物が苦手な親族のためにメニューを工夫したりもします。

ただし仏前にお供えする料理は一貫して精進料理です。