法要に招かれたらできるだけ出席しましょう
法要に招かれた場合は出席するのが原則です。病気などのやむを得ない事情を除き、できるだけ出席するようにしましょう。
また、法要はあくまで招待されたら出席するものですので、こちらから日取りを確認したり場所の問い合わせなどはしないように注意しましょう。
出欠の返事は早めに
法要の案内状が届いたらできるだけ早く出欠の返事をします。
施主(遺族)側の準備(食事や引き物など)がありますので、早めの返事を心がけましょう。
出席する場合
案内状には返信用のハガキが同封されていることが一般的ですので、遅くとも一週間前までには出しましょう。
食事の手配などもありますので、誰が行くのか、また出席者の人数も書いておくと良いでしょう。
欠席する場合
どうしても出席できない場合も、すぐに返事を出します。
返信用のハガキには出席できないお詫びを一言添えるようにしましょう。
また、法要に合わせてお花やお菓子、果物など供物を贈るのも良いでしょう。
後日、改めてお参りする場合も供物料や供物を持参するのが良いでしょう。
供物料・供物を持参する
法要に出席する時は、「御仏前」として現金を包むか、お菓子や果物などの供物を持参します。※四十九日より前は「御霊前」
当日は法要の始まる20~30分前には到着し、施主に挨拶をする際に「御仏前にお供え下さい」といって供物料や供物を渡します。
この時、自分からいきなり仏壇や祭壇にお供えしないよう、必ず施主に差し出すようにしましょう。
地域によっては、法要後にお供え物を分けて持ち帰ってもらう習慣もありますので、小分けになっている菓子やリンゴ、みかん、柿などの季節ごとの果物を供えることも多いようです。
遅刻や途中退席は厳禁
法要に招かれたら、時間厳守で、途中で帰らないようにしましょう。
予め施主がきちんと準備をして営まれるものですので、遅刻したり途中で帰ってしまうことは招いた側に大変失礼になります。
やむを得ない事情で時間に間に合わなかったり、途中退席が必要となった場合は、きちんと施主に事情を説明しておきましょう。
法要に招かれたときの服装
一番ふさわしい服装は、男性であれば黒のスーツ、女性は黒のワンピースが一般的です。「平服でお越しください」など言われた場合でもこの服装であれば失礼にはあたりません。また、喪服でも構いませんが施主側の服装が平服に近いものであった場合はバランスがちぐはぐになってしまいますので、黒や暗めのグレーなど派手にならない控えめな装いが良いでしょう。
【参考文献】
葬儀・法要・相続 マナーと手続きのすべて:主婦の友社編
お坊さんがイチから教える! 葬儀・法要のマナーと心がまえ―宗派ごとの違いも大胆に説明:現代の葬儀を考える僧侶の会 (監修)
冠婚葬祭とマナーの基本事典:ザ・アール監修・成美堂出版
作法が身につく しきたりがわかる 冠婚葬祭マナーの便利帖:岩下宣子 (著, 監修, 監修)