はじめてでもわかる!葬儀・香典返し完全ガイド

突然の出来事に慌てないために、仏事に関わる疑問をシーン別にまとめてみました。これが正解!の頑なさより、状況に合わせて対応できる一般的な常識人を目指そう

家族葬とは?家族葬のメリット・デメリット

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家族葬とは”家族を中心にごく親しい人たちのみで故人を見送る葬儀の形”で、最近は家族や自分の葬式はこの「家族葬」でと考える人が増えてきました。

家族葬は、家族やごく親しい人で見送るいわば「小規模な葬式」ともいえますが、そのスタイルは様々です。

希望の葬儀スタイルにするための準備や、知っておきたい事柄をいくつかご紹介させて頂きます。

家族葬に決まり事はある?

子供や孫だけの身内でシンプルに故人を送る葬儀もありますが、親戚や親しい人には知らせて家族以外の人にも参列してもらう葬儀もあります。

また、焼香もしないなど、宗教的な儀式は行わない場合もあるなど、家族葬はこの形が正解というものはありません。

あくまで大事なのは「なぜ家族葬を選ぶのか」ということです。

家族葬を選択するにあたっては、「誰の葬儀なのか」ということも大きくかかわってきます。
一番は、亡くなったのが家族の場合は「故人が家族葬を望んでいたのか」ということも考えに入れたいものです。

例えば亡くなったのが90代など高齢で、葬儀に参列できる友人や知人が少ないような場合は家族葬を選んでも問題ないかもしれませんが、亡くなった人がまだ若く、故人との最後の別れを希望する友人や知人がたくさんいる場合は、その人達が故人とのお別れができなかったと残念に思う場合もあります。

もちろん故人や遺族の思いは大切ですが、故人が生涯をかけて築いてきた社会的なつながりに配慮することも大事です。

家族葬のメリット

家族葬のメリットとしてあげられるのが、「ゆっくりと別れを惜しむことができる」ということがいえるでしょう。

故人に語りかけたり、家族で故人についての思い出話しを語り合うことが存分にできますし、精神的に混乱しているだけでなく、肉体的にも疲れている遺族にとっては大勢の弔問客を迎えて行う大規模な葬儀は心身ともに負担が大きいため、家族葬は遺族にとってもメリットが大きいといえます。

また、祭壇などにかける費用やしきたりにとらわれず、自分で納得のいく費用のかけ方ができたり、弔問客や手伝いの人への応対などで気を遣わずに済むことも大きなメリットです。

家族葬のデメリット

家族葬の規模にもよりますが、親戚を呼ばない本当に「家族」だけで行う場合には注意が必要です。

しきたりや形式を重んじる人や、立派な葬式こそ故人のためと思う方も出てくるでしょう。
そんな時に反対を押し切って葬儀を行ったり、家族葬だからと声を掛けなかった親戚から責めを負うというケースもあるようです。

また、家族葬を行うにあたり僧侶を呼ばないで行った場合に、菩提寺に墓がある場合は納骨が出来ない・後から戒名を付けてもらえないなどの問題が起こる可能性もありますので、こちらは事前に確認が必要です。

上記のほかにも一番大変なことが「後から訪れる弔問客」への対応です。
亡くなったことを知って、ばらばらと自宅に弔問客が訪れることは想定しておく必要があります。

断るにしても一人ひとりその都度対応が必要になりますし、これが意外に負担と感じてしまうこともあります。

ただ、中には弔問客一人ひとりとゆっくり対話ができることをメリットと捉える人もいます。

家族葬でのトラブルを避けるために

家族葬が増えてきたといっても、まだなじみのない人が多いことも事実。
親戚やお世話になった方への配慮も含め、一般的な葬儀社におまかせのスタイルにしてしまわない家族葬だからこそ、事前にしっかりとした取り決めが必要です。

予算決めと会場選び

まず必要なのが「何を優先するか」です。

「身内だけで静かに過ごせる場所でゆっくり別れの時間を過ごしたい」と考えたり、「にぎやかな事が好きだったから、故人が好きだった音楽でもかけて皆でお酒を飲みながら思いでを語りたい」という希望があれば、周囲を気にせず過ごせる会場選びが重要になってきます。

家族で静かに過ごしたくても同時に他の葬儀も行われるような斎場や、隣の音が聞こえるような会場では思い通りの家族葬はできません。

また「お金はかけずに簡素にしたいけど心のこもったものにしたい」と考える人もいるでしょう。

葬儀社に依頼する前に葬儀費用の総額と、費用をかけたい項目、省いてもいい部分などの希望を明確にし、葬儀社に伝えましょう。

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希望を叶えるために比較検討を

故人の趣味や人生などを偲ぶことができる写真や愛用品を祭壇や棺の側に飾ったり、最後のお別れで手紙を読んだり、一般の葬儀では時間に追われてできないことも家族葬では可能です。

希望を叶えるためには葬儀社選びも重要になりますので、いくつかの葬儀社に相談をして比較検討をして見積もりを出してもらいましょう。

「家族葬」という名前のプランでも葬儀社によって金額も規模も違い、その解釈に異なりがあるので注意が必要です。

家族葬に参列する「家族」の範囲

故人の子供や孫などの家族として最小単位のみで行うか、その他の親族にも参列してもらうか、また故人と親しかった友人や知人にも知らせるかなどを決めておく必要があります。

特に親族に関しては、参列はしてもらわない予定でも「亡くなったこと」と「どのような家族葬を行うのか」を伝え、「家族葬にする理由(故人の意思・家族の状況)など」を葬儀前に伝えておくのがベター。

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宗教者を依頼するかどうか

僧侶を依頼しなければ、読経や戒名のお布施分の費用などは抑えられますが、菩提寺がある場合は戒名がないと納骨ができなかったりと後々困る場合があります。

香典を受け取るか

親族や身内以外の親しい人を呼ぶ場合は、供物や香典を受け取るかどうかも決めておく必要があります。

また、家族葬には参列してもらわなかった人から後々弔問の際に香典を差し出されたり、郵送されてくる場合もありますので、その時はどのように対応するかも考えておく必要があります。

香典を受け取らないと決めていたけど、いざ差し出されたら断れなかったということも多いようですので、事前に香典辞退の旨はしっかり伝えるようにしましょう。

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葬儀後の死亡通知

葬儀後、友人や知人などにどのくらいの範囲まで亡くなったことを知らせるかも決めておきましょう。

死亡通知は手紙かハガキで、なるべく早い時期に出したほうがいいでしょう。

死亡通知には「死亡した日・親族のみで葬儀を行ったこと・知らせなかったことへのお詫び・生前のお付き合いに対する感謝」などをつづり、喪主や家族の連名で出します。

死亡通知を受けて弔問を申し出る人もいますので、その対応をどうするかも考えて置いたほうがいいでしょう。

供物や香典を辞退する場合はこれも記載します。
後日にお別れの会を考えているのであれば、その案内も添えましょう。

死亡通知状の文例

かねてより病気療養中でありました夫○○が去る平成○年○月○日永眠いたしました
故人の強い希望により葬儀はごく身内にて執り行いました
生前のご厚誼に心より感謝いたしますとともにご通知が遅れましたことお詫び申し上げます
なお誠に勝手ながら御供物・御香典につきましては故人の遺志により固くご辞退申し上げます。

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 お別れの会・偲ぶ会

家族葬を行った後で、故人の友人・知人・お世話になった人などを招いて「お別れの会」を開くことも増えています。

お別れの会は遺族代表(喪主)が主宰者となり、死後二週間から一ヶ月後くらいに行うことが多いようです。

場所は斎場のほかに、ホテルの宴会場やレストランなどが使われることが多いです。

また、友人や知人が発起人となって「送る会」や「偲ぶ会」を開くこともあります。
この場合は会費制で行われることもあり、祭壇に遺骨や遺影を飾り、献花などで故人とのお別れの儀式を行い、食事などをしながら故人を偲びます。

会場によっては遺骨を持ち込めない場合がありますので事前に確認してください。

密葬とは

「密葬=ひっそりだれにも知らせず行う葬儀」と思っている人がいるようですが、本来は年末年始に亡くなったり、感染症などで亡くなってすぐに火葬する場合など、身内だけで行う葬儀を密葬といいます。

密葬を行った場合は、本葬を行います。

ヒミツに行う葬儀ではなく、本葬あっての密葬だということを知っておいて下さい。