はじめてでもわかる!葬儀・香典返し完全ガイド

突然の出来事に慌てないために、仏事に関わる疑問をシーン別にまとめてみました。これが正解!の頑なさより、状況に合わせて対応できる一般的な常識人を目指そう

【葬儀後のあいさつ回り】ご近所への配慮を忘れずに

葬儀・告別式の翌日には、喪主が葬儀でお世話になった方々の所へあいさつに回りますが、どのような服装でいつ、誰と、誰に、何をすればいいのかわからないという方も多いことでしょう。

この記事では葬儀後のあいさつ回りについて基本的な例をまとめています。

そもそもあいさつ回りって必要?

近頃ではご近所間の付き合いがなかったり、葬儀も家族葬でひっそりと済ませるケースが多いため、葬儀後のご近所へのあいさつ回り自体が珍しいと感じる方もいらっしゃいます。

しかし普段から付き合いがない場合でも、町内会や自治会などから人手を出して頂いたり、人や車の出入りなどで隣近所へ何かしらの迷惑をかけているかと思いますので、普段付き合いがあまりないからと言ってご近所へのあいさつを怠ってはいけません。

特に自宅で葬儀を行った場合には、近所の方に食器類を貸してもらったり、テントや駐車場を使わせてもらったりした場合などはその後のあいさつ回りは重要です。

あいさつ回りに出向く相手は?

・寺院や神社、教会
・世話役代表
・町内会役員
・会社関係
・通夜・葬儀を手伝ってくれた人
・協力してくれた近隣の家
・病院、医療関係

上記があいさつ回りに出向く先として一般的なところです。

本来ならば喪主と遺族代表が二人でまず寺院や神社、教会へお礼にお礼に伺いますが最近では僧侶や神官、牧師などへのお礼は葬儀当日に済ませて後日のあいさつ回りでは省かれることも多いようです。

病院などでは「心づけお断り」というところがほとんどですが、何もしないままでは気がすまないという場合は菓子折り程度のものを持参してもいいでしょう。
しかし、徹底して受け取りをしない病院もありますので数回押してだめならムリに押し付けようとせずあいさつだけをすませて引き上げても構いません。

本当は受け取りたいけど規則で受け取りができないこともありますのでいつまでも押し問答をしていても仕方ありません。

どうしても受け取ってほしいという場合や、遠方で直接は挨拶に行きづらいという場合などは詰め所や担当医師宛に礼状を添えて宅配で贈るという方法でもいいかもしれません。

出向く先に関係なくあいさつ回りは直接伺うのが通常ではありますが、遠方で訪問できない場合はひとまず電話でお礼を述べてもいいでしょう。

あいさつ回りは先方の都合を聞いてから

あいさつ回りをするときは、必ず先方の都合を聞いてから出向くようにします。

しかし、隣近所の場合は在宅のタイミングを見て事前に連絡せず訪問されるところも少なくはないようです。

ただし、故人の勤務先にあいさつに出向く場合はあらかじめ総務課などに電話で連絡を入れてから出向くようにしましょう。

その際には必要な手続きなどがあるか確認をしておきましょう。

あいさつ回りの時期・服装

葬儀の翌日か翌々日に伺うのが理想ですが、止む終えない事情で伺えない場合でも遅くとも初七日までには済ませておきたいところです。

服装は準喪服か、葬儀から2.3日後であれば地味な平服が自然です。

あいさつには適宜 品物や現金を用意する

あいさつの際は手ぶらではなく、お礼の言葉とともに適宜、品物や現金などを用意します。

葬儀一連の流れが各自治会で取り決めされている場合もありますので、その場合は慣例通りに行いますが、もしそういった決まりがないのであれば、2千円~1万円程度の商品券や菓子折りなどをお礼に持参するのが適当でしょう。

中でも食器や駐車場などを使わせてもらったりと実質的にお世話になった場合は5千円~1万円程度のお礼をされるケースが多いようです。

葬儀の際はご迷惑をおかけしましたというような、場所や物を借りていない場合は2~3千円程度の菓子折りなどを用意するといいでしょう。

とにかく手ぶらでは伺わないようにし、お礼は喪主が直接あいさつを述べましょう。

喪主があいさつに伺えない場合

喪主がまだ未成年や高齢の場合や、葬儀後の疲れで動けない場合などは遺族代表が喪主に成り代わりあいさつに出向きましょう。

あいさつ回りでは長いはせず、あいさつをしたら早めに切り上げましょう。

香典や供花、弔電へのお礼は礼状を用いる

香典や供花、または弔電を頂いた方にはあいさつ回りのかわりに礼状を出すとよいでしょう。

本来であれば直接一人ひとりに宛てて出すべきですが、最近では通夜や葬儀に参列してくださった方には帰りに会葬礼状を手渡し、それをあいさつとすることが多くなりました。

会葬礼状は葬儀社で用意されることが多く、お茶やスティックシュガーなどの品に添えてあるのが一般的です。

弔事をお願いした人に対しては翌日挨拶に伺うか、弔事の内容に触れた感謝を綴った礼状をしたためて出します。

また、参列できずに香典や供花、弔電などを贈って下さった方にはお礼状を贈り、供花や香典を頂いたことへの感謝とともに葬儀終了の報告や生前の故人に対する厚誼へのお礼などを盛り込んだ内容にするとよいでしょう。

忌明け後にまとめてするケースも増えている

葬儀が終わり次第、あいさつ回り同様に香典や供花などへの礼状を出すことは最も丁寧な対応ではありますが、最近ではひとまず礼状を出すということはあまり見かけなくなりました。

ほとんどの場合で49日の忌明け後に「香典返し」としてその時に頂いた額の3分の1~半額程度の品とともに挨拶状を添えて贈るケースが増えています。

香典の他に供花や弔電などを頂いている場合は別途品を用意して一緒に贈ったり、香典返しの品の額を少し上げてお返しされることもあります。

香典や供花などのお供えとしての品は葬儀後すぐのあいさつ回りの対象とされなくなってきているのが現実で、世話役やご近所など裏方としてお力添えをしてくださった方に葬儀後に一般の参列者とは別にあいさつに出向いたり礼状を出したりすることが多いように思います。

香典返しでまとめてお礼をする場合や、ご近所へのあいさつ回り品など幅広く取り揃えている香典返し専門店 穂乃香さんをご紹介させていただきます。

挨拶状や礼状の文面も状況に合わせた内容で作成してくれるので、なんて書けばいいかわからないという場合など、文面でお困りの方は一度相談されてはいかがでしょうか?

私も以前からこちらのお店で弔事関係の贈り物を購入していますが、対応の良さでは今まで利用していたネットショップの中ではダントツだと感じました。

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香典返し専門店 穂乃香 ほのか