はじめてでもわかる!葬儀・香典返し完全ガイド

突然の出来事に慌てないために、仏事に関わる疑問をシーン別にまとめてみました。これが正解!の頑なさより、状況に合わせて対応できる一般的な常識人を目指そう

香典返しとお見舞いのお礼、2つのお返しをするには?

香典返しの他に「生前に頂いていたお見舞いへのお礼もしたい」

でも「どのような形でお返しをすればいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか?

この記事では香典返しとお見舞いのお礼を同時に送る場合の熨斗の書き方や礼状などプラスワンのお返しについての方法をまとめて見ました。

 香典返しとは

葬儀や通夜の際に故人にお供えいただいた金品(香典)に対してのお礼を香典返しといいます。

香典返しの多くは49日の忌明け後にする場合がほとんどですが、昨今では葬儀当日に香典と引き換えにお返しをされることも増えてきているようです。

香典返しの相場は頂いた香典額の3分の1~半額程度を目安にしますが、半額を基準にされる方がほとんどのようです。

しかし、一家の働き手が亡くなった場合などは3分の1程度でよいとされています。

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香典返しの表書き

香典返しをする際の熨斗(のし)の表書きは「志」とするのが一般的で、この志は宗教に関係なく用いることができるので、なんと書けばいいか分からないという場合でも志にしておけばまず間違いありません。

水引の下部に書く名前は喪家の名で、亡くなった方の家の姓を書くのが通常です。
もしも、亡くなった方が山田さんで山田家最後の一人だったとしても「山田家の香典返し」ということになるため水引下部の熨斗(のし)下には山田と書きます。

志の他にも宗教によっては「偲び草(しのびぐさ)」と書く場合もあります。

満中陰志とは

満中陰志とは主に関西地方でよく用いられる表書きです。

読みは「まんちゅういんし」で、仏教では人が亡くなって7週間(49日)を「中陰(ちゅういん)」といい、死者が現世と冥土の間を彷徨っているといわれています。

忌明けとなる49日は「満中陰(まんちゅういん)」といい、中陰の期間を満たした(満中陰)お返し(志)ということで「満中陰志」と書きます。

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お見舞いへのお礼

生前に故人が療養中に頂いたお見舞いへのお礼は熨斗(のし)の表書きは「御見舞御礼」とするのが一般的です。

のし下には差出人の名前を記載します。香典返しは喪家の名前を書くと言いましたが、お見舞いのお礼の場合は誰からの礼であるかを明記するのが一般的で、喪主の名前にするのが通常です。

お返しの相場は頂いたお見舞いの3分の1~半額程度を目安とします。

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香典返しとお見舞いのお礼で品物を2つに分ける場合

香典返しとお見舞いのお礼それぞれに熨斗(のし)掛けをします。

香典返しに挨拶状を添える場合はその挨拶状に一言お見舞いへのお礼も含めた文章にして香典返しの品物にだけ挨拶状をそえるか、香典返しとお見舞いお礼にそれぞれ挨拶状と礼状を添える方法もあります。

しかし、一人に対して2通の文書を添えるよりは香典返しの挨拶状に一言礼を添えるだけでも十分です。

それぞれの品物には香典とお見舞いへのお礼として表書きの異なった熨斗(のし)書けがされていますのでお返しの意図は相手にも伝わりますし、メインのお返しとなる香典返しに挨拶状を添えるだけで問題はありません。

香典返しとお見舞いのお礼を一つにまとめてお返しする場合

香典返しをメインの目的として、熨斗(のし)の表書きは「志」とし、喪家の名前を書きます。

金額の相場は、頂いた香典+お見舞いの額の半額程度を目安とします。

品物が1つだと相手にお見舞いのお礼の意図が伝わらないかもと心配な場合は、香典返しの挨拶状とは別にお見舞いへの礼状を添えてもいいですが、1つの品物に2通の文書を添えることが品物のサイズ都合で物理的に不可能な可能性もありますので、香典返しの挨拶状に一言お見舞いへのお礼も書き添えるとよいでしょう。

挨拶状の用意

挨拶状は香典返しを購入するお店に依頼するのが一番簡単に用意する方法でしょう。

品物と挨拶状を別々のところに依頼すると品物を依頼したお店に挨拶状を添えてもらうための手配が新たに必要になってきます。

香典返しを取り扱っているお店のほとんどで挨拶状を無料で用意してもらえますので、購入額や文面の追記・変更などサービス面で自分に合ったお店を選ぶのがポイントです。

購入額がなぜお店選びのポイントになるかというと、挨拶状などの無料サービスが購入金額に応じたものになっているお店もあるからで「●万円以上で挨拶状無料」だと、その金額以上購入しないと挨拶状が有料だったり、追加で必要になった場合に不便だからです。

香典は葬儀を終えてから不幸を知ったという方が遅れて差し出されるケースもよくありますので、できれば1つからでも無料で挨拶状を添えてくれるお店だとこういった場合に非常に便利です。

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様々なケースを考えた時におすすめしたいお店はインターネットショップの「香典返し専門店 穂乃香(ほのか)」さんです。

実は私が以前に香典返しを購入したことのあるお店なのですが、挨拶状は品物1つの注文からでも無料で付けてもらえるので、まさに遅れて香典を頂いた時のお返しで非常に助かりました。

挨拶状の文面もその時のケースによって様々な内容で変更の対応をしてもらえましたし、香典返しという不慣れな買い物でも親身になって相談に乗って下さったことが印象に残っています。

お店の方の対応がとにかくよかったので、初盆やその後の法事のお返しもこのお店に依頼するようになりましたのでよろしければ一度お店をチェックしてみてください。

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香典返し専門店 穂乃香 ほのか