はじめてでもわかる!葬儀・香典返し完全ガイド

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【香典返し辞退】香典返しを辞退された場合は本当に何もしなくていいの?

この記事は2017年5月8日の記事を再編集して掲載したものです

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昔は葬儀にかかる費用を香典でまかなっていたこともあり、相互扶助つまり「助け合い」の意味での香典が一般的でしたが、昨今では香典返しの負担などを考えて遺族が香典を辞退するケースが増えています。

しかし、本当に香典辞退の場合は香典を用意しなくていいのか、また香典辞退を考える遺族はどのように参列者に伝えるのが適切かを順にご紹介します。

【一般会葬者】香典を辞退された場合

遺族が香典を辞退された場合、一般会葬者の場合は基本的に香典を差し出す必要はありません。

香典を用意していた場合でも、受付で辞退の申し出があった場合や、香典辞退の看板があれば無理に差し出さず記帳のみにします。

しかし、辞退の場合は香典をする必要はありませんが通夜や葬儀に参列する場合は礼儀として香典は用意して出向くようにしましょう。

また、一般会葬者からの香典は辞退されていても、親族からは香典を受け取るというケースもありますので、どちらにしても香典を用意しておくのが正解です。

香典以外にできることはないの?

香典を辞退されてはいるものの、何か別の形で弔意を表したいと考える方もいらっしゃるでしょう。その場合は、供物(くもつ)や供花(きょうか)を贈るという方法があります。

供花とは:

故人に供える花のことで、祭壇や斎場を飾ります。友人一同や会社など団体で送る場合が多いですが、個人名義で出しても構いません。手配方法については、葬儀場でできる場合は支払いも会場に行った際に行なうことができますので、事前に葬儀社に確認するか受付や帳場などに声を掛けて案内に従うとよいでしょう。

供物とは:

こちらも故人に供えるお供え物のことで、祭壇や斎場を飾る「盛籠(もりかご)」を指す場合が多いでしょう。菓子や線香など小さなものであれば個人で用意することも可能ですが、会場に飾った時の見栄えなどの統一感もありますので、盛籠など供物を用意する場合は葬儀を取り仕切る葬儀社に依頼する場合がほとんどです。 

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供花や供物を贈る場合の注意点

供物や供花は式場内に飾られるため、むやみに贈っては配置などに困る場合があります。

また、葬儀社によっては他の手配先からの持ち込みがNG(式場内での統一感などを考慮して)の場合もありますので、事前に葬儀社などに確認をしてから贈るようにしましょう。

会場スペースの都合により供物・供花の申し出をしても受け付け出来ない場合もありますので、当日いきなり他所で手配したものを持ち込むことは避けるのが無難。

遺族が香典辞退をされる理由は様々あるかと思いますが、遺族の心情に配慮した行動を心がけましょう。

「何もしない」ことも心遣いという場合もあります。

葬儀の際に供花や供物ができなかった場合でも、初七日から四十九日の間に霊前へのお供えとして、花や品物を自宅に贈るという方法もありますので、七日ごとに行われる忌日法要にあわせて手配するのもよいでしょう。

「ご厚志お断り」の場合

香典の他に、供物・供花などのいっさいを遠慮するという意味ですので、この場合は何もせずきちんと手を合わせ故人を送り出すことが最善の弔意の表し方であることを覚えておきましょう。

また、「供物・供花はご辞退申し上げます」とある場合は香典は必要です。

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【遺族】香典を辞退する場合

香典を辞退する場合は相手の気持に感謝しつつ、しっかりと香典を受け取らない旨を事前に知らせる必要があります。方法としては2つで、

・案内状に香典辞退の旨を記載する

・葬儀場など会場に看板などを設置する

案内状に香典辞退の旨を記載する場合

香典辞退は事前に参列者が当日戸惑わないために案内状を出す場合は香典辞退の旨も記載しましょう。

「誠に勝手ながら、御香典(ご供花、ご供物)の儀は固くご辞退申し上げます」

「故人の遺志により御香典は謹んでご辞退申し上げます」

など書き添えるようにしましょう。

葬儀場に看板を設置する場合

すべての人に案内状を送付することはできませんし、案内状の作成をしない場合も多くあります。そういった場合には葬儀場の受付付近に看板を設置します。

葬儀社に事前の打ち合わせで香典辞退の旨を伝え、看板を用意してもらうとよいでしょう。最近では香典辞退が多くなってきたため、葬儀社に依頼すれば用意してもらえることがほとんどです。

辞退を申し出ても香典を差し出されたら

一度お断りをしても、それでも香典を差し出された場合は相手の気持ちも汲み、ありがたく受け取りましょう。

香典辞退が多くなったとはいえ、やはり香典は「するもの」として一般的であることも事実ですので、頑なに断ってしまっては相手に不快な思いをさせていまう場合もあります。

香典を受け取ったら香典返しが必要になってきますので、四十九日の忌明けを過ぎた頃に、頂いた香典の半額程度のお返しを贈りましょう。

参考までに以下のお店をご紹介させて頂きます。

私が実際に香典返しを利用したことのあるお店ですが、対応が丁寧で不慣れな「香典返し」という買い物も親身に相談に乗ってくださりとてもスムーズに品物選びや挨拶状の希望を伝えることができました。

香典返しの品物を買えば挨拶状は無料で付けて下さるので遅れてお香典を頂いた際にも非常に助かりました。

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香典返し専門店 穂乃香 ほのか