一般的にはお香典を頂いたら49日の忌明けが済んだ頃に香典返しをしますが、不幸を遅れて知った方から忌明け法要も済ませた後でお香典を頂いた場合はどのようにお返しをすればよいのでしょうか。
こんなお悩みを度々耳にする機会がありましたので、遅れて香典を頂いた場合のお返しや挨拶状などについてご説明してまいります。
49日の忌明け前に香典を頂いた場合
葬儀後であっても忌明け前にお香典を受け取った場合は、49日の忌明け後に他の方と同様にお香典返しをされるのがよいでしょう。
葬儀から忌明けまでの間は何かと慌ただしい時期でもありますので、この期間に頂いたお香典に関してはお返しのタイミングや方法については一律としてもさほど差し支えはないかと思います。
忌明け後に香典を頂いた場合
49日の忌明けも済ませた後でお香典を受け取った場合は、時期が遅れていても相手のご厚意に対してのお礼やお返しはしましょう。
品物を贈る場合は礼状も添えるのがより丁寧で、相手の気遣いに対して心のこもったお返しとなるでしょう。
49日という時期の区切りがないため、香典返しはいつ贈ればいいのか迷われるかと思いますが、1週間前後を目処にお返しをされてはいかがでしょうか。
私は時期を逃してお気遣いの品や金銭を頂いた場合には香典に限らず、一週間くらいを目安にお返しをするようにしています。
あまり早いお返しだと待ってましたと言わんばかりの印象にもなりかねず、相手にも遅れてしまったことで申し訳ない気持ちにさせてしまう可能性もあると考える一方で、お返しやお礼が遅くなると相手がちゃんと受け取ってもらえたのか不安になる場合もあるため、遅すぎず早すぎずの一週間ほどを目安にしています。
関連記事:
関連記事:
会社から香典を頂いた場合お返しは必要?職場や団体への香典返しで知っておきたい3つのこと
挨拶状の文例
通常、葬儀の際に頂いたお香典返しに添える挨拶状には、葬儀への参列に対してのお礼や、忌明け法要を無事に行いましたという報告も含んだ文言が使われていることが多いため、あまりに日が経ちすぎてからお香典を頂いた場合にはそのままの文面では使いづらい場合もあります。
可能であれば文面を見直して作成してみるのがいいかもしれませんが、お店に依頼する場合などは、そこまでの対応をしてもらえないということもありますので事前に文章についてはどの程度融通がきくか確認をしてみるのが良いと思います。
遅れて香典を頂いた場合に使える挨拶状の文面をご紹介します。
謹啓
この度は父○○永眠に際し過分なる御厚志を賜りご厚情の程誠に有難く厚く御礼申し上げます
故人に賜りました御厚誼に対しまして深く感謝申し上げます
早速拝眉の上親しく御礼申し上げるのが本意ではございますが書中をもってお礼方々御挨拶申し上げます
敬白
平成○年○月
田中一郎(←喪主・差出人名)
一般的に香典返しの挨拶状の文面に使われている「亡父○○儀」という「儀」は、”亡くなった父の葬儀の際は”という意味合いのため、葬儀に参列していない方にはあえて使わなくてもいい表現なので省きました。
また、忌明け法要を営みましたという報告の文章も省いています。
こうすることで、故人に対してお心遣い(香典)を頂いたことに対してのお礼だけの文面になりますのでどんなケースにも使うことができます。
日付もあまりに葬儀から日が経っている場合は省略してもいいかと思います。
挨拶状は故人に成り代わりお礼を述べるものでもありますので添えたほうがよりその感謝の想いが伝わるかと思います。
しかし、この挨拶状を自分で用意して品物に添えて相手へ送るのはなかなか難しい場合もありますので、文面の変更も受けてもらえるお店に頼むのが一番間違いない方法でもあります。
私も幾つかのお店に対応が可能か相談した結果、親身になってお話を聞いてくださったお店に挨拶状の作成から商品の発送までお願いをしました。
商品を一個でも買えば挨拶状は一枚でも無料で作ってくれるのも魅力でしたので最後に私のおすすめショップとしてご紹介させて頂きます。
関連記事:
喪中はがき いつ出す? 時期・出す範囲・手配方法を実体験を元に徹底解説
香典返し専門店 穂乃香
挨拶状の文面作成も相談にのってもらえて校正もきちんとしてもらえるので安心です。
私は上記に書いた文面をそのままメールしましたが、ちゃんと希望通りの内容で校正を出してもらえたので助かりました。
文面を自分で考えるのは難しい・・という方はこの記事に記載の文面をそのままお使い頂いてももちろん構いません。
まとめ買い割引のクーポンや喪中はがきのサービスもあり、一度で必要なことがすべて整うのでかなり便利だと思います。