亡くなったのだからお返しは不要と考える方もいらっしゃいますが、お世話になり気遣って頂いた方へはきちんと感謝の気持ちを伝えたいものです。
お香典返しに金額を上乗せしてお返しする場合
頂いたお香典の金額よりもお返しの額を上げてお返しをされる方が多いようです。
お見舞いのお返しも頂いた額の半額~3分の1程度とされていますので、その分を香典返しの金額に上乗せして品物を選んでお返しします。
その際、お見舞へのお礼を一筆添えるのがより丁寧で良いでしょう。
香典返しと御見舞のお返しを別々にする場合
香典返しとは別に品物を用意する場合は、重なる事を避けるためそれぞれに不祝儀ののし紙を掛け、それぞれ個別に包装をします。表書きは「御見舞御礼」としましょう。
この場合でもお礼状を添えるようにしましょう。
香典返しの挨拶状とは別にお礼状が必要?
それぞれ用意できる場合は別々に添える方もいらしゃるようですが、昨今インターネットでの注文が主流になり宅配サービスを利用されることも多く、お店によっては受け付けてもらえない場合も。
宅配サービスを利用するインターネットショップでも挨拶状やお礼状については細かに対応をしてくれるお店も増えてきていますので、一度お店に相談されることをおすすめ致します。
別々にお礼状を添えたいという方もいれば、くどくならないよう香典返しの挨拶状だけという方も多いようですので、いずれにせよ専門知識がしっかりしたお店にお願いしたいところです。
【参考文献】
葬儀・法要・相続 マナーと手続きのすべて:主婦の友社編
作法が身につく しきたりがわかる 冠婚葬祭マナーの便利帖:岩下宣子 (著, 監修, 監修)
お坊さんがイチから教える! 葬儀・法要のマナーと心がまえ―宗派ごとの違いも大胆に説明:現代の葬儀を考える僧侶の会 (監修)
[最新ビジュアル版]冠婚葬祭お金とマナー大辞典:主婦の友社編
冠婚葬祭とマナーの基本事典:ザ・アール監修・成美堂出版