- 会社への香典返しは必要?
- 1.会社名義のお香典
- 2.社長や部長など上司から個人名義でのお香典
- 3.部署一同など有志の連名で頂いたお香典
- 職場で香典返しを渡すタイミング
- 職場でお香典返しを渡す際には挨拶も忘れずに
※記事をまとめ直しています 最新記事はこちら:
会社への香典返しは必要?
お返しの有無は、差出人の名義が
「法人」か「個人」かで変わります
1.会社名義のお香典
差出人が、会社名義や組合名義などの場合はお返しは不要とされています。
なぜお返しがいらないの?
法人や組合など組織からでるお香典の多くは、福利厚生の一つとして経費として管理されている場合が多いため、一般的にはそれに対してのお返しは不要とされています。
2.社長や部長など上司から個人名義でのお香典
お香典の差出人に個人名が記されている場合は、他の弔問客同様にお香典返しは必要です。
3.部署一同など有志の連名で頂いたお香典
お返しは必要ですが、一人ひとりの金額にすると少額のため、お返しの品物選びが困難な場合や、社員有志で個人名がわからない場合などは、皆さんで分けることができる菓子折りなどにするのもよいでしょう。
いずれの場合もお香典返しをする際には、香典金額の半返し~3分の1とされていますので、それもふまえてお返しを選びましょう。
まとめ:
職場へのお香典返しは「名義」を確かめる。
個人名義で頂いたお香典にはきちんとお返しを、会社や組合など法人名義で頂いたお香典にはお返しは不要、部署一同や有志のグループから頂いたお香典には全員に行き渡る菓子折りなどをお返しする
!!!ここに注意!!!
ただし、規則で香典返しを受け取れないという方もいらっしゃるので、その場合はお返しをしては相手に迷惑をかけてしまう恐れもあるので香典返しは控えましょう。香典返しを辞退された場合や、贈ってはいけない場合については以下の記事で詳しく説明しています。
職場で香典返しを渡すタイミング
忌引後の初出社時に渡すのがスムーズです。
また、お香典を頂いていなかった場合でも、忌引で職場に迷惑を掛けてしまった場合には差し入れなどのちょっとした気遣いも忘れずにいたいところですね。
地域によっては香典返しを即日される場合や、忌明けを待たずにされる所もありますが、職場復帰する際にはお礼の挨拶をするのが良いでしょう。
また、社長や上司などへのお香典返しも会社で渡す場合もあるかと思いますが、その場合でもきちんと挨拶状を添えることをおすすめします。
職場でお香典返しを渡す際には挨拶も忘れずに
上司や親しい同僚など関係に関わらずきちんと挨拶をするようにしましょう。
・葬儀への参列・お香典へのお礼
・休みを頂いたことへのお礼
・休み中迷惑を掛けたことへのお詫び
・本日から職場復帰したことの報告
「葬儀の際はお心遣いを頂きありがとうございました」など、まずはお香典を頂いた事へのお礼をしっかり言いましょう。
それから「休み中はご迷惑をおかけ致しました。本日から復帰致しましたのでどうぞよろしくお願い致します。」などと添えると良いでしょう。
職場などでの香典返しについては、会社でのルールを設けている場合もあるので、先輩や総務に確認してみてもいいでしょう。
【参考文献】
葬儀・法要・相続 マナーと手続きのすべて:主婦の友社編
作法が身につく しきたりがわかる 冠婚葬祭マナーの便利帖:岩下宣子 (著, 監修, 監修)
お坊さんがイチから教える! 葬儀・法要のマナーと心がまえ―宗派ごとの違いも大胆に説明:現代の葬儀を考える僧侶の会 (監修)
[最新ビジュアル版]冠婚葬祭お金とマナー大辞典:主婦の友社編
冠婚葬祭とマナーの基本事典:ザ・アール監修・成美堂出版