はじめてでもわかる!葬儀・香典返し完全ガイド

突然の出来事に慌てないために、仏事に関わる疑問をシーン別にまとめてみました。これが正解!の頑なさより、状況に合わせて対応できる一般的な常識人を目指そう

香典返し 挨拶状「過分」や「ご厚志」の意味

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香典返しの挨拶状には普段聞き慣れない言葉が使われています。
例文と共にその言葉の意味を理解すれば、挨拶状を自作する際にも役立ちます。

それぞれの言葉の意味

謹啓
(きんけい)
手紙の始めに書くあいさつ語。つつしんで申し上げますの意。
敬白
(けいはく)
手紙などの末尾に用いる語。謹啓と対。
過日
(かじつ)
過ぎた日。先日の意。
過分
(かぶん)
分に過ぎた扱いを受けることやその様子。謙遜して感謝を表す語。
愈々
(いよ-いよ)
ますます、より一層。
尊家・御尊家
(そんか・ご-そんか)
相手を敬ってその家・家族をいう語。-尊宅。尊堂。貴家
清祥・御清祥
(せいしょう・ご-せいしょう)
手紙文で、相手が健康で幸せに暮らしていることを喜ぶあいさつの語。
弔慰・御弔慰
(ちょうい・ご-ちょうい)
人の死を悼む「気持ち」のこと
厚志・御厚志
(こうし・ご-こうし)
情の厚い心。手厚い心遣い。相手の好意などに対していう。
懇篤・御懇篤
(こんとく・ご-こんとく)
心がこもっていること。手厚いこと。
厚情・御厚情
(こうじょう・ご-こうじょう)
人情が厚いこと。厚い情。相手の気配りや思いやりの心を敬って言う場合などに用いられる。
拝眉
(はいび)
人に会うことを、その人を敬っていう謙譲語。-拝顔。

それでは実際の例文をご覧ください。

謹啓
御尊家御一同様愈々御清祥のこととお慶び申し上げます
過日 亡父 次郎儀死去の際は御懇篤なる御弔慰と過分なる
御厚志を賜わり御厚情の程誠に有難く厚く御礼申し上げます
おかげをもちまして忌明けの法要を滞りなく相営みました
早速拝眉の上親しく御礼申し上げるのが本意でございますが
書中をもって御礼かたがた御挨拶申し上げます
敬白

訳してみると以下のような内容になるでしょうか。

皆様方におかれましては、ますますお健やかにお過ごしのこととお喜びいたします。
先日の亡き父次郎の葬儀の際には、お心のこもったお悔やみと、十分すぎるほどのお香典をいただき、手厚いお心遣いに深く感謝いたします。
おかげさまで、忌明けの法要も無事に営むことができました。
すぐにでも直接出向いてお礼を申し上げるのが本当ではございますが、
この書面にて忌明けのご報告・お礼とかえさせていただきます。

香典返しの挨拶状には、手紙を書き慣れているという方でも普段使わないような言葉がたくさん使われています。

また、句読点(、や。)を使わないのも特徴です。
句読点は本来、文字を読みやすくするため子供向けに使われ始めたとされており、正式な手紙(書面)で使用するのは失礼にあたるとされています。

高額の香典に対してお礼状を書く際にもこちらの内容で問題はありません。
というのも、相手によって内容を書き換えるのは大勢に対してお香典返しをするにあたり大変な負担になることもありますし、一般的な挨拶状の文章でその内容についても十分に満たされているからです。

もし、特別にお礼を述べたいということであればお香典返しの時でなくとも、落ち着いてからお歳暮やお中元など別の機会でも感謝の気持ちを伝えることはできます。

最近は香典返しを購入するお店で無料で挨拶状を作成してくれるところもたくさんありますので、自分で文章を考えることは少ないかもしれませんが、その他の手紙などにも使える言葉もありますので覚えておくと便利です。

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