はじめてでもわかる!葬儀・香典返し完全ガイド

突然の出来事に慌てないために、仏事に関わる疑問をシーン別にまとめてみました。これが正解!の頑なさより、状況に合わせて対応できる一般的な常識人を目指そう

危篤とは 危篤の知らせを受けたときの対応と遺体の搬送手配について

危篤とは

危篤とは、病状が悪化したり、呼吸が浅くなったりと、危篤の定義についてはきちんとした決まりがあるわけではないですが、いつ亡くなってもおかしくない状態のことをいいます。

医師から危篤の知らせを受けたら

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病院から危篤の知らせを受けたときは、一刻も早く病院へ駆けつけるようにします。

危篤の連絡を受けたからといってすぐにお別れというわけではなく、場合によっては数日危篤状態が続く可能性もあります。

遠方の病院へ駆けつける際には、自宅と病院との行き来が用意ではない場合、しばらく付き添いが必要となることもあるので、数日分の着替えなどを持っていくことも必要となる場合があります。

後から着替えなどを持ってきてくれる家族や近親者がいる場合は、とりあえず体一つで一刻も早く駆けつけるようにしましょう。

息のあるうちに会わせたい人に至急連絡を

危篤の連絡は、家族や親族など、つながりの深い人にします。

身内でなくとも、本人が会いたがっている人や、家族が知らせたいと思う人に連絡をすることが大事です。

また、普段からの交流があまりなかった場合でも、親や兄弟など、本人と関係が深い相手には連絡をするようにしましょう。

後々の後悔にならないよう、息があるうちに会わせたいと思う人には知らせ臨終に立ち会えるように連絡をしたほうがいいのです。

臨終に立ち会えなかった人への死亡の連絡

危篤の際に連絡を入れなかった相手や、臨終に立ち会えなかった人には、家族や親族、近親者と、友人や学校、職場関係などすぐに知らせる必要がある相手と、葬儀などの日程が決まってから知らせる相手とに分けます。

遺族がすべての関係者に連絡を入れることは難しいので、親戚なら○○おじさんに、友人関係なら○○さんに、などその人達から他の方への連絡を頼みます。

自治体や町内会などで葬儀の際の役割などができている地域などの場合は、世話役になって頂く代表の方にも連絡を入れましょう。

僧侶や牧師など、葬儀でお世話になる宗教者への連絡も必要です。葬儀の日程を決めるために宗教者の予定を確認する必要があります。 

 危篤や死亡の連絡は電話でよい

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早朝・深夜でも、相手が目上であっても、危篤の連絡は電話で問題ありません。

「ひと目会って頂けませんか」と危篤であることを知らせます。また、危篤の連絡を入れる場合は、

・駆けつけてほしい場所(病院の住所・連絡可能な電話番号・道順・病室の番号など)

・現在の病状

・いつごろ来てほしいのか(すぐに駆けつけてもらってもすぐに会えない状況の場合はきちんと指定することも必要)

などを伝えます。

死亡の連絡の場合でも同様に電話で構いません。深夜や早朝である場合は「深夜に申し訳ありません」など一言詫び、伝えるようにします。

葬儀の日程が決まってから知らせる場合には、葬儀の日程・会場の場所・仏式やキリスト教式など葬儀の方式についても知らせておきます。

病院への支払い

病院への支払いは、病院を出る際に済ませるか、遅くとも葬儀の翌日くらいまでに精算します。

病院によっては心づけを受け取らない場合もありますが、特にお世話になった場合などは主治医や詰め所などへ菓子折りを持参して礼を述べ、葬儀が済んだことを簡単に報告することもあります。

手紙を添え、菓子折りなどを送る方もいらっしゃるようです。

遺体搬送~安置まで

病院で亡くなった場合、遺体を搬送する手配をしなくてはなりません。

葬儀社に連絡を取り、遺体搬送車の手配をしますが、その段階で葬儀を任せる葬儀社が決められない場合は、病院と提携している葬儀社に遺体の搬送だけを依頼することも可能です。遺体の搬送だけを任せたい場合は、その旨確かに伝えておかないと、葬儀の搬送を依頼した葬儀社にそのまま葬儀の手配まで任せなくてはならない状況になる場合もありますので注意が必要です。

病院の外への遺体搬送には死亡診断書の携行が必要になりますので、死亡診断書を持っている方が遺体の搬送車に同乗します。

家族が亡くなって7日以内には死亡届を出しますが、この際に死亡診断書が必要となります。

これが無いと死亡届も受理されず、火葬や埋葬の許可も出ませんので、必ず保管しておきましょう。 

遺体を安置する場所もこの時に明確に伝える必要がありますが、住宅事情などの都合により、故人の住み慣れた自宅へ帰ることが不可能な場合は、斎場の安置所や葬儀社の安置所などがあります。自宅以外への搬送の場合は、搬送するまでに遺体の安置場所の確保が必要となりますし、斎場などの安置所は一時的に遺体を預けておくものですので、やはり自宅でゆっくりお別れをするのが望ましいでしょう。

自宅や斎場など、安置する場所が決まったら、自宅の場合は北枕に安置できるよう、仏間などの部屋や、玄関の靴なども邪魔にならないよう、遺体が通る場所を片付けて家族や近親者で出迎えます。

 

【参考文献】
葬儀・法要・相続 マナーと手続きのすべて:主婦の友社編
お坊さんがイチから教える! 葬儀・法要のマナーと心がまえ―宗派ごとの違いも大胆に説明:現代の葬儀を考える僧侶の会 (監修)
冠婚葬祭とマナーの基本事典:ザ・アール監修・成美堂出版
身近な人が亡くなった後の手続のすべて:児島 明日美 (著), 福田 真弓 (著), 酒井 明日子 (著), 児島 充 (その他)